大学時代に「建築を再生する手法」に出会い、
新築ではなく、再生の可能性を感じた。
当時(2006年)、大学院の修士設計を行うにあたっての前段階の考察(論文)
で再生の手法を分類※すると、
増築(足算)、減築(引算)、改築(組み合わせ-掛算)があって、
「50(既存)-30+60+20」といったような答えもあるなと。
スクラップアンドビルド一辺倒だった時代からストック型へと社会が移行してきたその変化に対応し、既存建物の「適法化」/「耐震性確保」を基本として、新築以外の課題解決の「建築再生」を提案できる事務所として、既存建物の価値向上(ストックの活用)と新築(ストックの更新)によってストック活用社会への一助となり、良質なストックが未来へ受け継がれる貢献ができればと考えています。
※2006年の考察で記した古い資料です。